2025年6月、石川県・滝ヶ原に、隈研吾建築都市設計事務所とサウナイデアが手がけたサウナ施設「TAKIGAHARA SAUNA」が誕生しました。地域の素材や文化・自然と調和したこの空間は、“建築×サウナ×地恵”が融合したサウナ文化の体験が提供されます。
サウナに宿る、滝ヶ原の記憶と恵み
引用:PR TIMES
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地元の素材と文化が息づく空間
引用:PR TIMES
このサウナには、滝ヶ原という土地が持つ記憶・風景・素材が深く組み込まれています。
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康美青(こうびせい)の石風呂
かつて蔵などに使われた石材をくり抜き、湯船として再生。石が刻んできた時間が、空間の中で静かに語りかけます。
能登ヒバと地元杉のサウナ室
香り豊かで耐久性の高い能登ヒバと杉を贅沢に使い、五感に響くサウナ空間を演出。自然素材のぬくもりが、思考のノイズを静かに鎮めていきます。
滝ヶ原の清らかな水による冷水浴
白山の伏流水を含む地下水に由来するこの地の水は、やわらかく澄みわたり、身体と心にやさしく沁みわたります。
食・香り・飲み物にまで宿る「地域性」
引用:PR TIMES
TAKIGAHARA SAUNAは、入浴体験だけで終わりません。前後の時間までも“地域”とつながる体験へと設計されています。
滝ヶ原オリジナルサウナアロマ
サウナ室に満ちるのは、ユズやクロモジ、スギ、ラバンディン(すべて石川県産)を中心に、ベルガモット(FCF)、ユーカリラディアータ、ホーウッド、ヒノキ、シダーウッド、オークモスといった精油を丁寧に調香した、天然アロマの香り。
ヒバ材の空間と調和し、深く吸い込んだとき、まるで苔むす岩肌や杉林を歩いているような感覚が広がります。テーマは「滝ヶ原の原風景」。単なる芳香ではなく、“この土地とつながる呼吸”を意図しています。
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サウナ飯「チキンティカマサラ」
火照った身体に、スパイスの香りと滋味がやさしく染み込む──そんな、心と身体に寄り添う一皿です。クミンやカルダモン、コリアンダーなどのスパイスは、ただの辛さではなく、腸や自律神経にやさしく働きかけ、サウナで整った内臓をさらに活性化。地元食材を掛け合わせることで、「地域を味わいながら、自分自身を整える」感覚が提供されます。
オリジナルサウナドリンク「よもぎクーラー」
日本古来の薬草である“よもぎ”の力を活かした、巡りと癒しのための一杯。サウナで高まった体温と代謝に、よもぎのデトックス・抗炎症作用がやさしく寄り添い、内側から深く潤す感覚をもたらします。飲み口はすっきりとした清涼感。飲み終えるころには、身体にもうひとつの“ととのい”が訪れる設計です。
“無の贅沢”が導く、心と身体がほどける時間
引用:PR TIMES
このサウナが建つのは、鞍掛山を望む草原の中。聞こえるのは風と鳥の声だけ。
何かをするためではなく、“何もしない贅沢”を味わう場所として設計されました。
照明もBGMも極力抑え、月の光や風の温度、木の香りや水の感触など、自然そのものに感覚を研ぎ澄ませる設計。都市の喧騒を離れ、自分と向き合う“深い静けさ”を取り戻す──それこそがこのサウナが目指す、真の豊かさです。
未来へと紡がれるサウナ文化
引用:PR TIMES
まとめ
2025年6月に新たに誕生した石川県小松市・滝ヶ原町の里山に佇む「TAKIGAHARA SAUNA」で、自然と文化の恵みを五感で味わう、唯一無二のサウナ体験を過ごしてみるのはいかがでしょうか。