レトロデジタルの王道「チープカシオ」
「チープカシオ」はカシオ スタンダードシリーズの手頃なデジタルウオッチの総称。1980年代の角形フェイスとシンプル機能、さらに1,000〜3,000円前後というコスパで再評価されブームが再燃しています。なかでもF-84Wは“基本形”と呼ばれるモデルで、時刻・日付曜表示、マイクロライト、ストップウォッチのみという潔さが魅力。ケースは38.7×33.4×8.5mm、重量はわずか21gと超軽量で、必要十分の機能美が光ります。
サウナシーンでのチープカシオ人気
高価な時計を持ち込むのは抵抗があるけれど、入退室や休憩時間を管理したい、そんな需要に合うのが気軽に買えて壊れてもダメージが少ないチープカシオ。防水は日常生活用3気圧で耐熱仕様ではないため使用は自己責任ですが、それを承知で選ぶサウナーが急増中と聞いて、早速購入してみました。
真空パッケージが楽しい
今回手に入れたカスタム版F-84Wは銭湯ロッカーキーのコイルバンドを装着し、真空パックされた状態で到着。透明フィルム越しに本体やキータグ、取説カード、ステッカーが整然と収まり、封を切るとコイルバンドがふわりと膨らむ解凍感覚が新鮮。開封の儀そのものが楽しい仕掛けでした。
実際にサウナで使ってみた
まず軽さと装着感ですが、コイルバンド込みでも重さをほとんど感じず、動きを妨げないコンパクト仕様。ミニマムなケースは腕を組んでもストレスがありません続いて視認性と操作性、バックライトはやや暗めながら薄暗いサウナ室でも時刻確認に困らず、モードが少ない分ボタン操作で迷いません。
またグレーのコイルバンドとブラックフェイスは力が抜けたストリート感があり、タウンユースとしてサウナ後そのまま街に出ても「それどこの時計?」と聞かれること間違いなし!のはず…!注意点としては、防水は3気圧止まり。高温多湿での長時間使用はパッキンや基板に負荷がかかるため、使用後に真水で汗を流し定期的にパッキンをチェックするなど自己責任でケアを。
まとめ
真空パックと銭湯コイルバンドのギミックで開封から楽しく、超軽量・シンプル機能でサウナタイムの相棒に最適。レトロデジタルと銭湯カルチャーのギャップが会話のきっかけにもなります。軽い・安い・映えるの三拍子がそろった良アイテム。耐熱仕様ではないため無理は禁物ですが、サウナライフに遊び心を加えたい人にぜひおすすめしたい一本です。気になる方は製作者・マーティンさんへお問い合わせを!